テレワークのこと。【実感編】
コロナ禍の2020年、2021年急速にテレワークが広まりました。
事務所においてもこの流れに乗り、テレワークを本格化させました。
私自身も毎日ではありませんがテレワークを初めて1年以上が経ちます。
もちろん、サービス業や現場でのお仕事が必須の業種や職種の方はなかかな難しいとは思いますが、
実際に感じたテレワークの良かったところや課題をお伝えしたいと思います。
■良かったところ(メリット)
・通勤時間がなくなった
私はこれまで毎日片道1時間30分かけて通勤していました。
単純に一日3時間の時間が通勤以外で使えるようになったということになります。
・ZOOM等を利用することが広く認知された
クライアントや所内での打合せなどこれまで対面が当たり前でしたが
社会全体でWEBミーティング等が認知されたことにより、時間や場所にとらわれずに話ができるようになりました。
また、日本全国で行われている研修を受けることができるようになったのも大きなメリットだと感じます。
■課題(デメリット)
・時間を操る必要がますます大きくなった
先ほど良かったところでもふれましたが時間の余裕ができたことが私自身はデメリットにも感じました。
通勤時間が長すぎるのも大変ですが、「強制的に近い何もない時間」を利用して考え事をしたり、本を読んだり、音楽を聴いたりなど
「頭を切り替える時間」として活用すれば通勤時間もあらためて貴重な時間だと気づきます。。
つまり自宅であえてその時間をとることはなかなか難しいことに気づきました。
・コミュニケーションの問題
よく言われていることですがコミュニケーションの問題は大きいです。
仕事は一人ではできません。
「画面越しの会話」や「画面越しの打合せや会議」だけではない「やりとり」にこそ大切なことが隠れていると思い知らされました。
リアルでの空気感や何気ない会話はチームワークを生むうえで欠かせません。
・セルフコントロールの難しさ
テレワークをしていると誰とも話さない日もあるでしょう。
そういう日が続くとなんとなく自分の立ち位置がわからなくなってきたりします。
疎外感を感じることも増えてきます。
人間関係の煩わしさから解放されて羨ましいと感じる方も多いかもしれません
※そういう方にとっては「よかったところ」でもあると思いますが・・
ただ実は『チームの中で仕事をしているんだ』と実感することがメンタルを正常に維持するために必要な要素のひとつだと気づきました。
■これからのテレワークのこと
結局、テレワークを活かす方法は「バランス」だと感じます。
コロナ禍で広まったとはいえ例えば災害などにも備えて時間や場所に縛られない働き方、また多様な働き方に対応するためにテレワークは大きなポイントとなることは事実です。
だからこそ、「リアル」の価値も生まれるのではないでしょうか。
これからこの両面をうまく使いこなす企業がどんどんうまれてくると思います。
つい先日も『Google、ニューヨークのオフィスビルを21億ドルで購入へ』との記事が出ていました。
「ハイブリッドワークに移行しても、直接集まることがわれわれにとって重要なことであり続ける」ため、オフィスへの投資を続けるといいます。
仕事をする上で大切なことはなにかを考え直すきっかけだとすれば
このテレワークの功績はもっともっと大きなものだと感じるのですが皆さんはいかがでしょうか。
次回は【運用編】ということで法的、また運用的なハードルや課題についてお伝えしたいとと思います。
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