コラム

確定拠出年金について

現在少子高齢化がますます進み、将来公的年金のみで老後の生活を送ることは厳しくなるだろうと予想されます。その為老後の資金作りの方法の一つとして、確定拠出年(企業型・個人型)についてお話したいと思います。

確定拠出年金には企業型と個人型の2種類があります。企業型はそれを実施している企業に勤務する60歳未満の厚生年金被保険者が加入となります。(ただし資格喪失は65歳まで延長されています。)個人型は国民年金第1号被保険者、もしくは企業型年金加入者、厚生年金基金等の加入員の対象となっていない企業の従業員が加入することができます。

確定拠出年金は掛け金を自らが指示した方法(株式、投資信託、預貯金などの金融商品)で運用し、将来に受け取る年金額が変動する年金です。確定拠出年金で支給される給付金は老齢給付金(原則60歳から受給可能)、障害給付金、死亡一時金(一定の要件に該当する方は脱退一時金)です。

この確定拠出年金のメリットは運用方法を自分で決定できること、運用益により老後の年金を増やせることや企業型は個人拠出(マッチング拠出)した金額、個人型は拠出した金額は全額所得控除となり税制上も優遇されていることなどがあります。デメリットは投資のリスクを本人が負うこと、運用損により年金額が減ることや原則60歳まで途中引出はできないなどがあります。

2017年度を目途に個人型の加入要件が拡大し、専業主婦(国民年金第3号被保険者)、公務員や企業型に加入している従業員も加入することができるようになります。

確定拠出年金のメリットやデメリットも視野に入れつつ、老後の資金を増やす方法の一つとして考慮されてみてはいかがでしょうか。
藤川 恭子

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