社会保険(日本年金機構)の調査
毎年、7月1日から10日までは社会保険の月額算定基礎届の提出期間となっております。健康保険料や厚生年金保険料の基準となる標準報酬月額の年に1回の見直しの時期です。
ここ数年は日本年金機構において、上記の月額算定基礎届の提出の時期にあわせて、年金事務所に出頭依頼をして調査をすることが増えているようです。日本年金機構の職員の話では、厚生労働省からの通達で、4年に1回は全事業所を調査するように通達されているようですが、人員の関係からなかなか実施できていないのが現状のようです。
しかしながら、健康保険や介護保険料が年々上昇し、厚生年金保険料の負担も増えていく中で、本来社会保険に入らなければならない(強制適用)会社であるにもかかわらず、適用していない会社への適用勧奨が強化されたり、適用している会社への定期的な調査を実施することは社会保障の公平な負担の観点からすれば、当然なされるべきことと考えています。
今後はより、年金機構の調査に対する姿勢はより厳しいものとなっていくことが考えられますので、日頃の管理を適切に行っていくことが大切だと思います。
岡本 英俊
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